今日の本

今やネットで何でも調べられるというのに敢えて私は紙で読みたい、と最近思う。紙の利点はまずは多数の人が関わっているだけあって誤字脱字が少ないこと。テーマごとにデザインやレイアウトの整ったページはやはり見ていて心地良い。なので小さいコラムも読んでしまう。あとは欲しい情報に”しおり”や”ふせん”なり”ドッグイヤー”ができること。

ネットは延々と縦スクロールな文章で構成されてるのでななめ読みで読み飛ばしてしまうこともあり、なんならブクマしたりまた後で調べて読み直したりしたりすれればいいかって適当に向き合ってしまってる気がする。そしてこの”後で調べる”ってのはだいたい忘れる。数秒後には他ごとに意識を持っていかれているからだ。気がつけばどうでもいい情報の海を息継ぎなしで泳いでいた…なんてこともしばしば。あと、ネットの広告の出方がうざい。マジうざい。落ち着いた綺麗なカフェにいたのにいきなり歓楽街に飛ばされて客引きの兄ちゃんにカモられたりとか、そんな気分にさせられるのが嫌である。でもネットは楽しい。ポジティブに言うなら楽しいから気が散る…というか移り気になるのかもしれない。

色々読んで制作に即効で役に立った内容があったわけではないのだが、本と向き合う時間を持つことで、私は絵を描くための筋肉を欲してることに気づいた。今からやろうとしてる事がちょっと今までの私よりも上のパワーが必要で、今まであまり鍛えてこなかった部位だからだ。そのパワーを得るには遠回りかもだが、これは練習というか慣れるしかないってアンサーにたどり着いた。

永遠のじゅうななさいではなく主に人物デッサン用。それとジェットストリーム。